DAO:分散自立型組織の革命とその全貌に迫る|小林豪|note
上記記事が圧倒的にわかりやすいので、DAOの基礎を学びたい方はこちらからどうぞ。
上以外にも複数のメディアDAOをリサーチしましたが、あまり活発でなかったので省きます。
では、さっそく本題に入ります。
成功しているメディアDAOの共通点は何だったのでしょうか。結論としては、シンプルさだと考えます。以前、NFTをリサーチしたときにも「シンプルさ」と結論づけたので、やはりシンプルさはクリプトにおいては鍵になりそう。なぜなら、シンプルな方が理解しやすいからですね。
NFTやDAOを支援するとなると、専用のトークンやNFTが必要になるケースが多いです。サブスク形式でコンテンツを購入できる仕組みもあるため、DAOの理念や活動がシンプルだと理解しやすく、また価値に共鳴してもらいやすい。では一体、シンプルさ以外の共通点はなかったのか。結論はあるので、一緒に見ていきましょう。
明確な価値観を掲げているDAOはやはり活発な事例が多かった。例えばですが、BanklessDAOは今回リサーチしたDAOの中でも頭一つ抜けており、NewsLetterの会員数は12万人を超えています。価値観としては、世界のバンクレスを支援する目的で、DAOの名前にも「Bankless」とわかりやすく書かれています。そのため活動も価値観に紐付いて一貫しているため、応援しやすくコミュニティも活発化するのかなと。
GCRの価値観もわかりやすく「**Global Coin Research」**というタイトルにもある通り、グローバルにクリプト領域をリサーチし合い、投資を支援するといった価値観です。非常にシンプル。
逆にDarkstarDaoというdaoがあり、こちらは何をしているのかイマイチ理解しづらかった。WEBサイトも見ましたが、それでもよくわからなかった。事実、BanklessDao等に比べると圧倒的にコミュニティボリュームやSNSのフォロワー数は劣っています。やはり「何をしているのか?何を目指しているのか?」は明確かつシンプルに公表するほうが、メディアDAOに関しては、スケールしやすいということなのでしょう。
以上のことをまとめると、メディアDAOはシンプルな価値感やそれをわかりやすく伝える必要があると判断しました。